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50代が気をつけたいEDの原因と今日から取り組みたいEDの改善方法

EDは、十分に勃起しないまたは勃起を維持できないため満足な性行為を行えない状態です。デリケートな問題であるため、1人で悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、50代におけるED有病者の割合、50代が気を付けたいEDの原因などを解説しています。性交に問題を感じている方は参考にしてください。

目次

50代のED(勃起不全)について

EDはさまざまな原因で引き起こされます。特に重要な危険因子と考えられているのが加齢です。過去に行われた複数の調査で、EDの罹患率は年齢とともに高くなることが示されています。では、50代男性においてどれくらいの方がEDに悩まされているのでしょうか。

EDに関する調査として、浜松町第一クリニックが20~79歳の男性6,000名を対象に実施した「ED(勃起不全)有病者数調査2022」があげられます。同調査によると、中等度ED以上の割合は50~54歳が15.5%、55~59歳が20.1%です。中等度EDは「時々、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる(勃起維持頻度:10回中4~6回)」と定義づけられています。

ちなみに、軽度ED(勃起維持頻度:10回中9回)の割合は50~54歳が13.5%、55~59歳が14.3%、軽度~中等度ED(勃起維持頻度:10回中7~8回)の割合は50~54歳が12.2%、55~59歳が12.4%です。以上をもとに算出すると、EDではない(勃起維持頻度:10回中10回)男性の割合は50~54歳が58.8%、55~59歳が52.4%になります。50代にとって、EDは身近な性のトラブルといえるでしょう。

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50代に多いED(勃起不全)の原因

50代に多いEDの原因として、以下のものがあげられます。

血流の悪化

勃起は、性的な刺激を受けて、陰茎海綿体の血管と海綿体洞の平滑筋が弛緩し、海綿体洞に大量の血液が流れ込み、これが押し留められることにより成立します。したがって、何かしらの原因で血流が悪化すると勃起しにくくなってしまいます。50代が注意したい血流悪化の原因は次の通りです。

生活習慣病

血流が悪化する主な原因として、動脈硬化があげられます。動脈硬化は、何かしらの原因で血管が厚く・硬くなってしまった状態といえるでしょう。弾力性を失ううえ、血液の通り道が狭くなってしまうため、血流が悪化してしまいます。動脈硬化の危険因子と考えられているのが、脂質異常症・高血圧・糖尿病をはじめとする生活習慣病です。例えば、血圧や血糖値が高い状態が続くと、血管の内皮細胞がダメージを受けて動脈硬化が進行しやすくなります。生活習慣病は、50代の男性が注意したいEDの原因です。

肥満

肥満も動脈硬化を進行させる危険因子のひとつです。肥満になると、脂肪細胞から分泌される生理活性物質「アディポネクチン」の血中濃度が低下します。アディポネクチンには、血管壁の傷を修復する働きなどがあります。したがって、血中濃度が低下すると動脈硬化のリスクが高まります。特に注意が必要とされているのが内臓脂肪型肥満です。アディポネクチンは、内臓脂肪の脂肪細胞から分泌されます。内臓脂肪型肥満では、お腹周りが大きくなりやすいと考えられています。リンゴのような体型になっている中高年は注意が必要といえるでしょう。

喫煙

喫煙も動脈硬化を進行させる危険因子です。具体的には、血管の内側を傷つけて動脈硬化を進行させると考えられています。また、喫煙には血管を収縮させて血流を悪化させる、酸素不足の状態を引き起こし血圧の上昇を招く、善玉コレステロールを減らして悪玉コレステロールを増やすなどの働きもあります。男性機能に重大な影響を与える恐れがある習慣と考えられます。

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運動不足

運動不足は、生活習慣病や肥満の危険因子です。したがって、動脈硬化の進行にも深く関係する恐れがあります。とはいえ、気づかない間に運動不足に陥っているケースは少なくありません。体力の衰えを自覚しやすい50代は、特にこの傾向が強くなります。EDが気になる場合は、運動習慣にも気をつける必要があります。

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男性ホルモンの減少

男性ホルモンの分泌量は20~30歳をピークに減少します。テストステロンの分泌量が低下すると、性機能の低下、性欲の減退、筋力低下、頭痛、発汗、イライラなど、さまざまな症状に悩まされる恐れがあります。50代のEDは、男性ホルモンの減少により引き起こされる可能性もあるのです。また、男性ホルモンの分泌量は、長期間におよぶ強いストレスでも減少します。50代は家庭や職場でストレスがたまりやすいため、この点にも注意が必要です。

ただし、EDと男性ホルモンの関連ははっきりとわかっていません。現在のところ、男性ホルモン(テストステロン)が、勃起に関係する血管・神経・海綿体組織の正常な維持に関わっていることが明らかになっています。

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神経障害

神経障害も50代男性が気を付けたいEDの原因です。勃起は中枢神経の興奮が脊髄神経を介してペニスへ伝わることで起こるため、関係する神経が障害されるとEDになってしまいます。神経障害の主な原因として以下のものがあげられます。

【主な原因】

  • 交通事故
  • スポーツ中の怪我
  • 糖尿病性神経障害
  • 脳卒中
  • 前立腺がんや直腸がんなどの手術

年齢を重ねると、糖尿病や脳卒中、前立腺がんなどのリスクが高まります。50代は、神経障害にも注意が必要です。

性交渉の回数減少

勃起の回数が減少すると、ペニスの機能は低下する恐れがあります。オナニーをしていない男性の場合、性行為の回数が減少すると勃起の回数も減少してしまいます。性行為を定期的にしている男性に比べると、性行為をしていない男性はEDのリスクが高くなる可能性があります。最近、性行為をしていない男性は注意が必要です。とはいえ、性行為は相手の同意がないと成立しません。パートナーの協力を得られない場合は、オナニーで男性機能の維持を図るとよいでしょう。

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ストレス

過度なストレスもEDの原因になりえます。強いストレスがかかると、性的な興奮をペニスへ上手く伝えられなくなってしまうためです。一般的に50代は仕事や家庭のストレスがたまりやすい年代と考えられています。仕事で責任ある立場を任せられたり早期退職を迫られたりするケースが多いためです。また、家庭でも子どもの独立などの変化が生じやすい年代といえます。50代は、ストレスとの向き合い方にも注意しなければなりません。

50代向けのED治療法

続いて、50代の男性が検討したいEDの治療法を紹介します。

治療薬の服用

基本の対処法といえるのがED治療薬の服用です。ED治療薬は、血管の拡張に関わる物質を不活化する酵素「PDE5」を阻害することで勃起(血流の増加)を助けます。主な選択肢として以下のものがあげられます。

【選択肢】

  • バイアグラ
  • シアリス

基本的な働きは同じですが、シアリスはバイアグラに比べて作用時間が長い、食事の影響を受けにくいなどの特徴を備えています。ただし、1錠あたりの価格はやや割高です。

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生活習慣の改善

生活習慣の改善も50代が取り組みたい対策です。具体的な取り組みとして次のものなどがあげられます。

【取り組みの例】

  • 炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂る
  • 食物繊維もしっかり摂る
  • 食事量は腹八分目を心がける
  • 1日の塩分摂取量を7.5g未満にする
  • 動物性脂肪の摂りすぎに注意する
  • 規則正しい食生活を心がける
  • ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を始める

喫煙をしている人は減煙や禁煙にも取り組みましょう。前述の通り、喫煙は勃起にさまざまな悪影響を与えます。ただし、生活習慣の改善に即効性は期待できません。以上の取り組みを地道に継続していく必要があります。

ストレスを解消する

ストレス解消に努めることも大切です。仕事や家庭でストレスがたまっていると勃起しにくくなってしまいます。おすすめのストレス解消法として運動があげられます。運動には、心身をリラックスさせたり嫌な気持ちを発散したりする効果を期待できます。また、生活習慣病の予防にも有効です。50代から運動を始める場合は、最初から無理をしすぎないようにしましょう。散歩程度の運動でも、ストレスを発散できます。

よくある質問

ここからは、EDに関するよくある質問に回答します。

治療費用はどれくらい必要か?

原則として、ED治療薬に保険は適用できません。医療機関で治療を受ける場合は、全額自己負担になります。ED治療薬の相場は、1錠あたり500~2,000円程度です。ここに診察料や検査料などがかかります。具体的な治療費はケースで異なるため確認が必要です。

EDに効く食べ物は何か?

残念ながら「これを食べればEDが治る」といった食べ物はありません。基本の対策は、5大栄養素をバランスよく摂ることです。以上を前提としつつ、一般的には亜鉛、DHA・EPA、ビタミンEを含む食べ物が勧められています。亜鉛は牡蠣など、DHA・EPAは鯖など、ビタミンEはアーモンドなどに多く含まれています。栄養バランスに気をつけながら、これらの食べ物を意識的に摂るとよいかもしれません。

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EDが気になる50代はあかひげ薬局にご相談ください

ここでは、50代におけるEDの原因などについて解説しました。50代の主な原因は、動脈硬化による血流の悪化、男性ホルモンの減少、ストレスの蓄積などです。具体的な原因は人により異なるため、この記事を参考に抱えている問題を明らかにすることが大切です。主な解決策として、ED治療薬の服用、生活習慣の改善、ストレス解消があげられます。ED治療薬はハードルが高いと感じる方は、精力剤を試してみてはいかがでしょうか。興味のある方は、精力剤専門の薬局として35年以上の歴史がある「あかひげ薬局」にご相談ください。

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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