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20代に多いED(勃起不全)の原因と今すぐ試してみたい対策

一般的に中高年の問題と思われがちなEDですが、20代で悩まされる方は少なくありません。20代のEDは、どのような原因で引き起こされるのでしょうか。この記事では、考えられる原因と自分で取り組める対策を紹介しています。

目次

ED(勃起不全)とは

EDは、勃起しないため、または勃起を維持できないため、満足な性行為を行えない状態です。原因により、以下の4つに分類されます。

【分類】

  • 心因性
  • 器質性
  • 混合性
  • 薬剤性

心因性は心理的要因や精神的要因を原因とするもの、器質性は身体の問題を原因とするもの、混合性は心因性と器質性が原因となっているもの、薬剤性は薬剤の影響によるものです。20代は心因性が主な原因と考えられます。持病を抱えている方や薬剤を服用している方、加齢の影響を受けている方は少ないためです。

主な症状

EDのポイントは、勃起の問題により満足な性行為を行えないことです。したがって、勃起をしない状態はもちろん、勃起を維持できない状態も含みます。また、次の状態なども含むと考えられます。

【症状の例】

  • 大きくなるものの硬くはならない
  • 硬くなるものの挿入に十分なほど硬くはならない
  • ときどき勃起しないことがある
  • たまに十分な硬さにならないことがある

EDは20代にとっても身近なトラブルといえるでしょう。

20代がEDになる主な理由

一般的に、20代は30代以上よりも性欲が旺盛と考えられています。どのような理由でEDになってしまうのでしょうか。前述の通り、20代で最も多い理由は心理的・精神的な問題です。具体的には、性行為に対する緊張や不安などが考えられるでしょう。勃起と射精には自律神経が関わっています。勃起をコントロールしているのはリラックスしているときに働く副交感神経、射精をコントロールしているのは活動しているときに働く交感神経です。したがって、緊張していたり不安を感じていたりすると上手く勃起できません。勃起は心理的・精神的な問題から影響を受けやすいと考えられます。

ED(勃起不全)の要因

混合性を除くと、EDの原因は「心因性」「器質性」「薬剤性」の3つです。ここでは、20代に多い「心因性」を中心にEDの要因について解説します。

心因性ED

過度なストレスや過去の経験、精神的な病気などが原因でうまく勃起しない状態です。ストレスなどが原因で勃起しなくなる理由は、ペニスに性的な興奮を伝えられなくなるからです。したがって、身体の機能に特別なトラブルが生じていなくても起こります。20代に多いEDといえるでしょう。具体的に、どのような理由で引き起こされるのでしょうか。

理由①自信がない

心因性EDを引き起こす理由はさまざまです。例えば「経験が少ないからうまくできるかわからない」「彼女に下手と思われたらどうしよう」などの思いが焦りや緊張を生み出し勃起しなくなることがあります。

理由②女性への苦手意識

女性に対する苦手意識も心因性EDの要因になりえます。具体的な感じ方はさまざまですが、女性との接し方がわからないため過度に緊張してしまう、女性器に対してネガティブな印象を抱いてしまう、女性に対して興味をもてないなどが考えられるでしょう。このような気持ちを抱く理由は人により異なります。本人すら気づいていないトラウマを抱えているケースや性自認、性的嗜好の問題に発展するケースもあります。背景などによっては、臨床心理士をはじめとする専門家のサポートが必要になります。

理由③性行為に対するプレッシャー

既婚者や妊活中の男性に多い心因性EDの原因です。子づくりに対する周囲の期待を感じて性行為を楽しめなくなる、妊活で強要されて性行為を楽しめなくなるなどが考えられます。性行為を義務のように感じている状態といえるかもしれません。妊活中に勃起しなくなるとパートナーとの関係が悪化しがちです。また、妊活も行えなくなってしまいます。焦れば焦るほど勃起しにくくなるため厄介な問題といえるでしょう。

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妊活でEDになりやすい理由と今日から2人で取り組める対策

理由④身近なストレス

一見するとセックスと関わりのない身近なストレスも心因性EDの原因になりえます。例えば、仕事で大きなプレッシャーがかかっている、パートナーと上手くいっていない、将来について不安を感じているなどで勃起しなくなることもあります。

理由⑤過去の経験やトラウマ

過去の経験が問題になるケースも少なくありません。例えば、付き合っていた彼女から心無い言葉をかけられた、何かしらの理由でセックスに失敗したなどが考えられます。過去の経験が「今回も失敗したらどうしよう」などの予期不安を引き起こし機能しなくなってしまいます。失敗が失敗を呼ぶ負のスパイラルに陥るため注意が必要です。

理由⑥精神的な病気

精神的な病気も問題を引き起こすことがあります。特に関わりが深いとされているのがうつ病です。一説では、うつ病に悩まされている男性の約5割が、EDにも悩まされているといわれています。本人が自覚していないケースもあるため、多くの男性がうつ病に関連するEDに悩まされていると考えられます。精神的な不調を自覚している場合は、EDだけでなくうつ病にも注意が必要です。

▼こちら記事では、心因性のEDについて詳しく紹介した記事になります。あわせてご覧ください。
心因性EDとは|考えられる原因と検討したい4つの解決策

器質性ED

身体の問題で引き起こされるEDです。具体的には、血管障害・神経障害・内分泌機能低下などにより引き起こされます。血管障害の例として動脈硬化の進行、神経障害の例として糖尿病性神経障害、内分泌機能低下の例として加齢による男性ホルモンの低下があげられます。例えば、動脈硬化が進行すると血管が拡張しにくくなるためペニスへ十分な血液を送れなくなります。したがって、EDになってしまうのです。器質性EDは、中高年以降に多いと考えられています。

薬剤性ED

服用している薬剤の影響で引き起こされるEDです。問題を起こしやすい薬剤として、降圧薬、抗うつ薬、前立腺肥大症治療薬(5α還元酵素阻害薬)があげられます。これらの中で、20代が服用しやすい薬剤は抗うつ薬といえるでしょう。抗うつ薬では、セロトニン取り込み阻害薬(SRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などで問題が生じやすいと考えられています。薬剤性EDが疑われる場合でも、自己判断で服薬を中止することはおすすめできません。治療中の病気に悪影響を及ぼす恐れがあります。気になる症状が現れている場合は主治医に相談しましょう。

20代の方がEDを改善するために普段から行える対策

EDの症状には、どのように対処すればよいのでしょうか。ここからは、20代の方が取り組みやすい対策を紹介します。

ストレスを解消する

積極的に取り組みたい対策としてストレスの解消があげられます。不安や悩みを取り除ければ、20代のEDは解消するケースがほとんどです。具体的な対策は、ストレスの内容で異なります。EDで悩んでいる場合は、パートナーに打ち明けて受け入れてもらえると気持ちが軽くなることがあります。性行為や妊活のプレッシャーで悩んでいる場合も同様です。仕事や家庭でストレスがたまっている場合は、趣味に没頭できる時間をつくる、適度な飲酒で気分転換を図るなどに取り組むとよいかもしれません。

ED治療薬を服用する

20代にとっても、ED治療薬は有効な対策です。根本的な解決策ではありませんが、成功体験を重ねて自信を取り戻せることがあります。ED治療薬の選択肢は以下の3つです。

【選択肢】

  • バイアグラ
  • レビトラ
  • シアリス

それぞれの特徴を解説します。

バイアグラ

ヴィアトリス製薬が扱っているED治療薬です。有効成分「シルデナフィル」を含みます。サイクリックGMPの分解を防いで勃起をサポートします。サイクリックGMPは、平滑筋の弛緩や血管の拡張などに関わる物質です。効果は、服用後30~60分程度で現れます(ヴィアトリス製薬は1時間前の服用を推奨)。ただし、食後に服用すると効果が現れるまで時間がかかってしまうことがあります。持続時間は4~5時間程度です。

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バイアグラ服用後に現れやすい副作用とその発現率+精力剤との違い

レビトラ

バイエル薬品が扱っているED治療薬です。有効成分「バルデナフィル」を含みます。基本的な働きはバイアグラと同じです。効果は、服用後30~60分程度で現れます。食事の影響はやや受けにくいと考えられています。持続時間は5~9時間程度です。生産・入荷の目途が立たないため、現在(2023年)は出荷を中止しています。

シアリス

日本新薬が扱っているED治療薬です。有効成分「タダラフィル」を含みます。基本的な働きはバイアグラと同じです。効果が現れる時間の目安は、服用1時間後程度といえるでしょう。食事の影響は、3種類の中で最も受けにくいとされています。持続時間は20~36時間程度です。20時間以上持続するため、性行為のタイミングを調整しやすい点が魅力と考えられます。

その他の対処法

EDにはさまざまな要因が関わっています。心因性EDとの関連性は低いですが、その他の対処法も紹介します。

適度な運動

運動不足と肥満はEDの危険因子です。運動習慣を身につけることで、EDのリスクを引き下げられる可能性があります。特に、効果的と考えられているのがジョギングをはじめとする有酸素運動です。下半身の筋トレも有効と考えられています。下半身の血流を改善できる可能性があるからです。適度な運動にはストレスを解消する効果も期待できます。ストレスフルな生活を送っている方は、運動習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。

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EDに悩む方が取り組みたい運動と運動不足がEDにつながる理由

禁煙

喫煙もEDの危険因子です。血管を収縮させてペニスの血流を妨げたり、交感神経を刺激したりする恐れがあります。動脈硬化の危険因子と考えられている点も見逃せません。動脈硬化は器質性EDの原因です。年齢を重ねたときに、動脈硬化の影響で勃起しにくくなることも考えられます。以上の点を踏まえると、禁煙または減煙が勧められます。これらの取り組みが難しい方は禁煙補助薬を活用するとよいでしょう。

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【EDと喫煙の関係】タバコを吸うと勃起しにくくなるといわれる理由

お酒の量を控える

お酒の影響は飲酒量で異なります。血中アルコール濃度が低い場合はリラックス効果を期待できるため、心因性EDに良い影響をもたらせる可能性があります。一方で、血中アルコール濃度が高くなると、鎮静効果が強くなるため勃起しなくなることが考えられます。大量にお酒を飲んで勃起しなかった経験が心因性EDにつながることもあるでしょう。お酒は適量にとどめておくことが大切です。

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飲酒量とEDの関係|お酒の飲みすぎはEDのリスクを高める

食生活の改善

食生活が乱れていると、生活習慣病のリスクが高まります。勃起機能を維持するため、5大栄養素(タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル)のバランスを考えた食事を心がけることが重要です。精力アップにつながるといわれている食べ物を意識してもよいでしょう。具体的には、にんにく・牡蠣・ニラなどがあげられます。ただし、これさえ摂ればEDを解消できるといった食べ物はありません。基本の対策は、栄養バランスを考えた食事を摂ることです。

▼こちら記事では、精力アップするといわれる食べ物について詳しく紹介した記事になります。あわせてご覧ください。
精力アップに役立てたい食べ物と積極的に摂りたい栄養素

20代のED治療に関する注意点

続いて、EDに悩む20代が注意したいポイントを解説します。

事実と異なる情報

SNSを中心にインターネット上には、EDに関する誤った情報が掲載されています。事実と異なる情報を鵜呑みにすると、悩みを解決できないばかりか想定外のトラブルにつながることもあります。インターネット上の情報を参考にするときは、情報の正確性や情報の発信元を確認するようにしましょう。

高額なサプリメント

インターネット上では、EDに関連する高額なサプリメントも販売されています。ED治療薬と同様の効果は期待できないため注意が必要です。ED治療薬をインターネット通販(個人輸入)で購入する場合も気をつけなければなりません。2016年にファイザー株式会社・バイエル薬品株式会社・日本新薬株式会社・日本イーライリリー株式会社が実施した調査で、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品だったためです。[1]健康被害などを生じる恐れがあります。

EDが気になる方は精力剤を試してみませんか?

20代におけるEDの原因について解説しました。身体のトラブルが起こりにくい20代の主な原因はストレスや不安です。精力剤で自信を付けて成功体験を重ねると、問題が解決することもあります。精力剤をお探しの方は、専門薬局として35年以上の歴史があるあかひげ薬局にご相談ください。

[1]出典:日本新薬株式会社「偽造ED治療薬4社合同調査結果」
https://www.nippon-shinyaku.co.jp/file/download.php?file_id=125

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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