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心因性EDとは|考えられる原因と検討したい4つの解決策

何らかのきっかけで勃たなくなった方は、心因性EDが疑われます。この記事では、心因性EDの概要と心因性EDになりやすい性格傾向、具体的な治療法を紹介しています。思い通りにセックスが出来ずお困りの方は参考にしてください。

目次

心因性EDとは?

心因性EDは、身体的な要因ではなく、心理的・精神的な要因で引き起こされるEDです。身近な原因として、家庭や仕事のストレス、パートナーとの不和、セックスに対する悩みがあげられます。これらのほか、幼少期のトラウマやうつ病・統合失調症・アルコール依存症をはじめとする精神疾患で引き起こされることもあります。日常生活上の問題を含む、幅広い要因が関わっているEDといえるでしょう。

上記の原因は、心理的な原因と精神疾患に大別できます。心理的な原因は、さらに現実心因と深層心因に分けることが可能です。心理的な原因については、次の見出しで詳しく解説します。

心因性EDの特徴は、原因が人により大きく異なることです。同じ問題を抱えていても、症状が現れる人、現れない人にわかれます。また、同じ人であっても、症状が現れるとき(現れない状況・相手)、現れないとき(現れない状況・相手)にわかれることもあります。本人の精神状態が大きく影響するEDといえるでしょう。徐々にではなく、突然発症するケースがある点もポイントです。昨日まで問題なく勃起していた人が、何かしらのきっかけで急に勃起しなくなることがあります。個別性が高いため、それぞれの原因を見極めて対処することが大切です。ちなみに、勃起機能に問題はないため、いわゆる朝勃ちに問題は生じません。

心因性EDの原因

心因性EDを引き起こす心理的な問題は、現実心因深層心因にわかれます。それぞれの概要は以下の通りです。

現実心因

心理的な問題のなかで、日常生活上のストレスを指します。具体例として、以下のものがあげられます。

【例】

  • 家庭のストレス
  • 仕事のストレス
  • パートナーとの不和
  • セックスに対する悩み
  • EDに対する悩み
  • 妊娠に対する恐れ

例えば、セックス後にパートナーから心無い言葉をかけられた経験などが該当します。現実心因は、本人が自覚しやすい心理的な問題といえるでしょう。

深層心因

心理的な問題のなかで、心の奥底に潜んでいるものを指します。具体例として、以下のものがあげられます。

【例】

  • 幼少期の経験(トラウマ)
  • 性行為に対する嫌悪感
  • 異性に対する嫌悪感
  • パートナーに対する愛憎

深層心因は、本人すら自覚していないケースが少なくありません。したがって、原因の見極めや治療に時間がかかる傾向があります。無意識化の問題に対処するため、心理療法が必要になるケースがある点もポイントです。対処は、現実心因よりも基本的に難しいといえるでしょう。

発症しやすい年代

心因性EDは、どの年代に多いトラブルなのでしょうか。発症しやすい年代を紹介します。

年代に関係なく発症する

心因性EDは、年代を問わず発症する可能性があります。好発年齢を示すことはできませんが、20~30代のEDは心因性EDが中心と考えられています。血管や神経などに身体的な問題を抱えている人が少ないためです。また、若年層は性的経験が少ないため、些細なきっかけで不安が生じてEDになることも考えられます。

当然ですが、中高年以降も心因性EDと無縁ではありません。中高年以降では、身体的な要因で引き起こされる器質性EDと心因性EDの重複に注意が必要です。例えば、身体的な要因で勃起力が低下していることに悩んで完全に勃起しなくなるなどが考えられます。心因性EDは、すべての年代で注意したいEDといえるでしょう。

以下の記事では、緊張で勃起しないときの対処法を詳しく解説しています。性行為で過度に緊張してしまう方は参考にしてください。

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心因性ではない場合もある

若年層に多いEDですが、「若年層のED=心因性ED」と考えることはできません。何かしらの薬剤を服用している場合、その影響で勃起力が低下している恐れがあります。注意が必要な薬剤として、抗うつ薬、降圧薬、5α還元酵素阻害薬などがあげられます。服薬している方は、その影響を確認するとよいかもしれません。また、本人は自覚していないものの、身体的な問題が潜んでいるケースも考えられます。原因がはっきりしない場合は、心因性EDと決めつけないことが大切です。

心因性EDになる性格傾向とは?

心因性EDの主な原因は、日常生活上のストレスなどです。同じ出来事に遭遇してもストレスの感じ方は人により異なります。ストレスに対する感受性、ならびに感受性を形成する性格が心因性EDの発症に関わっているといえるでしょう。

一般的に、相手のことを考えすぎる人は心因性EDを発症しやすいと考えられています。具体的には、頼みごとをされると断れない人や周囲に気を使いすぎてリーダーシップをとれない人などが該当します。同様に、プライドが高い人やネガティブな人も発症リスクが高いといえるでしょう。前者は自分で自分にプレッシャーをかけてしまうから、後者は不安を強く感じやすいからです。

ただし、これらに該当する人が必ず心因性EDを発症するわけではありません。リスクが高いと考えて注意することが大切です。

こちら記事では、ED(勃起不全)の年齢層に原因と改善について詳しく紹介した記事になります。あわせてご覧ください。

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心因性ED克服のための対策方法

続いて、心因性EDを克服する方法を紹介します。

パートナーとの話し合い

パートナーと悩みを共有すると、問題を解決しやすくなります。パートナーが悩みを受け入れてくれると、セックス中の不安を解消しやすくなるためです。例えば「今回も勃起しなかったらどうしよう」「パートナーにどう思われるか心配」などの不安を解消できる可能性があります。また、パートナーと二人三脚で問題に対処できるようになる点も魅力です。悩みを共有することで、2人で解決策を模索できるようになります。ただし、全てのパートナーが現状をありのまま受け入れてくれるとは限りません。パートナーとの関係性、パートナーが求めているものを踏まえて話し合いを行いましょう。

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精神治療

心理的・精神的な要因でEDが引き起こされている場合、精神治療(=心理療法)も有効な解決策になりえます。具体的には、パートナー間の問題にアプローチするカップルカウンセリング、考え方の癖を修正して行動を変える認知行動療法などが行われています。精神治療の魅力は、ED治療薬が効かないケースでも症状を改善できる可能性があることです。ただし、治療には一定の時間がかかります。即効性を期待できるものではありません。

ED治療薬

ED治療薬も有効な解決策のひとつといえるでしょう。具体的な選択肢として、バイアグラ・シアリスがあげられます。基本的な働きは同じですが、シアリスには長時間作用する、食事の影響を受けにくいなどの特徴があります。ただし、1錠の価格はやや割高です。ED治療薬の魅力は、薬剤のサポートを受けながら成功体験を重ねて自信を取り戻せることといえるでしょう。問題解決に向けたきっかけを作れる可能性があります。

ノン・エレクト法

心因性EDに効果的な取り組みとしてノン・エレクト法もあげられます。ノン・エレクト法は、「勃起しなければならない」という思い込みを取り除く行動療法です。実際の取り組みでは、「勃起禁止」を条件として疑似的なセックスを行います。具体的な手順は次の通りです。

【手順】

  1. 普段と同じように女性器を愛撫する
  2. 半勃起状態になったペニスの根元を指で圧迫する
  3. 2の状態を維持しつつ亀頭だけ膣へ挿入する
  4. 亀頭の感覚に集中する
  5. 膣の柔らかさや温もりを十分に楽しんで終了する

挿入中に勃起しそうになった場合は、膣からペニスを抜いて勃起がおさまるのを待ちます。すべての行程を終えてから、パートナーを満足させることも大切です。正しく行えば一定の効果を期待できますが、パートナーの理解と協力が欠かせません。悩みを共有するところからスタートするとよいでしょう。

よくある質問

ここからは、心因性EDに関するよくある質問に回答します。

自力で克服する方法

心因性EDは、自力で克服できることがあります。ただし、全ての方が自力で克服できるわけではありません。以下の記事では、1人で取り組めるED予防対策を紹介しています。興味のある方は参考にしてください。

>>>関連記事
ED(勃起不全)を治す方法|気をつけたい生活習慣とその改善方法
自分で取り組めるEDの対策とパートナーが心がけたい対応

カウンセリング(精神治療)は効果があるのか

カウンセリングを含む心理療法には、一定の効果を期待できます。ただし、効果が現れるまで時間がかかることが一般的です。試してみたい方は、心療内科や専門機関で相談するとよいでしょう。

治療薬に副作用はあるか

ED治療薬には、副作用のリスクがあります。頻度の高い副作用として、ほてり・潮紅、頭痛、消化不良、悪心などがあげられます。これらの症状が長時間にわたり続く場合は、医療機関で相談しましょう。

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バイアグラ服用後に現れやすい副作用とその発現率+精力剤との違い

薬が効かないこともあるか

ED治療薬は、心因性EDの改善に効果的です。ただし、全てのケースで期待した効果を得られるわけではありません。体質などによっては、服用後も勃起しないことがあります。

ED(勃起不全)を改善

ここでは、心因性EDについて解説しました。心因性EDは、心理的・精神的な要因で引き起こされるEDです。すべての年代で起こりえますが、若年層と特に関わりが深いと考えられます。主な対処法として、パートナーとの話し合い、心理療法、ED治療薬があげられます。心理療法、ED治療薬を利用しにくい場合は、精力剤を活用することもできます。精力剤で自信をつけたい方は、専門薬局として35年以上の歴史がある「あかひげ薬局」へご相談ください。

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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