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「妻だけED」はなぜ引き起こされる?押さえておきたい理由と対策

「オナニーはできるのに、妻とのセックスになるとなぜか勃たない」などと悩んでいませんか。心当たりがある方は「妻だけED」と呼ばれる状態かもしれません。この記事では、妻だけEDの概要と原因、放置するリスク、対処法などを解説しています。問題が大きくなる前に確認しておきましょう。

目次

妻だけEDとは?

「妻だけED」は、性行為の対象が妻だとEDになってしまう状態です。EDは、十分に勃起しないため、あるいは勃起を維持できないため満足な性行為を行えない状態といえるでしょう。したがって、この状態の男性は、相手が妻以外だと性行為を行えます。例えば、浮気相手だと問題なく勃起する、AVだと勃起を維持できるなどが考えられます。ただし「相手を変えれば勃起するから大丈夫」などと軽視することはできません。ケースによっては離婚の原因になるため、重大な問題と考えて対処する必要があります。

妻だけEDの分類

EDは、以下の4種類に分類されます。

【分類】

  • 心因性
  • 器質性
  • 混合性
  • 薬剤性

妻だけEDは、どの種類に分類されるのでしょうか。

妻だけEDは心因性のEDである

一般的に、妻だけEDは心因性に分類されると考えられています。妻以外の相手であれば性行為を行えることから、勃起機能そのものに問題はないと考えられるためです。心因性EDは、心理的・精神的な要因で大脳の興奮が抑えられてしまう状態といえるでしょう。例えば、妻との関係性が悪化して、性的な興奮を感じにくくなるなどが考えられます。この状態に陥ると、勃起機能に問題を抱えていない男性であっても妻とのセックスが行いにくくなってしまいます。

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妻だけEDには勘違いの可能性がある

ただし、全てのケースが心因性EDに分類されるわけではありません。器質性や混合性、薬剤性に分類されるケースもあります。器質性は身体的な要因(血管・内分泌・神経など)、混合性は器質性と心因性が重なること、薬剤性は薬の影響で引き起こされるEDです。性行為の対象が妻だけに限定されている場合、これらにより引き起こされたEDであっても「妻だけED」と誤認してしまうことがあります。分類により対処法などは異なるため、必ずしも心因性とはいえない点に注意が必要です。

妻だけEDは離婚の原因になる

夫婦の価値観によっては「妻だけED」が離婚の原因になりえます。法務省が協議離婚を経験した30代・40代の男女1,000組を対象に実施した調査で、全体の15.0%が離婚の原因(夫婦関係が破綻した原因)として「性的不調和」をあげています。[1]ここでいう「性的不調和」は夫婦間における性的問題です。したがって、EDによるセックスレスも含まれると考えられます。

ちなみに、協議離婚は夫婦の合意で成立する離婚です。離婚の理由は問われません。夫婦間の話し合いで離婚が成立しない場合、裁判所に申し立てて離婚を認めてもらうことになります。この場合は、離婚の理由が法律で定められた離婚事由に該当しなければなりません。「妻だけED」によるセックスレスは、「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当する恐れがあります。実際の判決はケースで異なりますが、離婚の原因になりうることは理解しておかなければなりません。

妻だけEDの割合

「妻だけED」に悩む男性はどれくらいいるのでしょうか。ユナイテッドクリニックが既婚男性250名を対象に実施した調査によると、全体の76.8%が結婚後に勃起力の衰えを感じています。年代別の割合は以下の通りです。[2]

年代 衰えを実感している割合
20代 53.3%
30代 72.9%
40代 79.2%
50代 80.7%

20代でも50%以上が結婚後に衰えを実感しています。年齢を重ねると衰えを実感している人の割合はさらに増加し、40代以降では4人中3人以上となっています。既婚男性にとって「妻だけED」は身近な問題といえるかもしれません。30代以降は特に注意が必要といえるでしょう。

妻にだけ勃たない理由

「妻だけED」はどのような理由で引き起こされるのでしょうか。ここでは、主な理由を紹介します。

セックスマンネリ化

主な理由のひとつと考えられているのが「セックスのマンネリ化」です。婚姻期間が長くなると、この問題で勃起しにくくなる男性の割合は高くなる傾向があります。セックスで得られる刺激が乏しくなってしまうからです。例えば、セックスの流れがパターン化すると、次の行動やパートナーの反応が読めてしまうため、性的な刺激を得にくくなります。流れ作業のようなセックスになってしまうこともあるでしょう。交際期間や婚姻期間が長くなると仕方がない面もありますが、新鮮味を維持する工夫は必要と考えられます。

セックスの義務化

妊活中の夫婦に多い理由です。妊娠の確率を高めるため、セックスのタイミングを決める夫婦は少なくありません。セックスがスケジュール化されると、義務のように思えてストレスを感じる男性が多くなります。また、勃起や射精を強く求められることに、プレッシャーを感じる男性も多いといえるでしょう。これらにより交感神経(活動時に働く自律神経)が優位になると、勃起しにくくなってしまいます。勃起は、リラックスしているときに働く副交感神経が支配しているためです。男性と勃起は、非常にデリケートといえるかもしれません。

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妻の出産

妻の出産をきっかけに、勃起しにくくなることもあります。妻の位置づけが、恋人から一緒に子育てをする家族に変更されるためです。性的対象として捉えにくくなることでEDになってしまいます。また、妻側の理由でEDになることもあります。具体的には、産後におきるホルモンバランスの変化でセックスをする気になれない、出産と育児の疲労でセックスをする気になれないなどがあげられます。これらをきっかけに夫婦の営みが減少し、「妻だけED」になってしまう男性も存在します。

妻の体型の変化

結婚後に生じた妻の体型変化も理由のひとつとしてあげられます。男性は視覚的な刺激で性的興奮が高まるため、妻の体型が大きく変化すると勃起しにくくなる恐れがあります。例えば、ぽっちゃり体型を好む男性がダイエットで痩せた妻に性的な魅力を感じなくなる、スリム体型を好む男性が太った妻に性的な魅力を感じなくなるなどが考えられるでしょう。男性は体型の変化を受け入れるべきですが、性的嗜好の問題であるため自分の意思ではコントロールしにくい面があります。ちなみに、性的な魅力と妻への愛情は別のものです。勃起しにくくなったからといって、愛情まで薄れたとはいえません。

結婚直後

結婚をきっかけに勃起しにくくなる男性もいます。理由を一言で表すと、妻に抱いていたイメージが崩れたためといえるでしょう。一緒に生活を始めると、これまで知らなかったさまざまな面が見えてきます。例えば、家庭内ではだらしない格好で過ごしている、夫がいても気にせずオナラをするなどが考えられます。理想と現実の違いにがっかりして、勃起しにくくなってしまう男性もいるのです。このような問題を抱えている場合は、双方が受け入れられる妥協点を探す必要があるかもしれません。

過去の失敗によるプレッシャー

過去の経験が原因で「妻だけED」になることもあります。例えば、仕事のストレスで勃起しなかったときに、妻から冷たい態度を取られたなどの経験が該当します。セックスをしているときに「今回も勃起しなかったらどうしよう」などの思いが頭をよぎり、交感神経が優位になって勃起しなくなってしまいます。あるいは、勃起したペニスが萎えてしまうことも考えられるでしょう。思うようにならず焦ってしまうと、事態はさらに悪化してしまいます。

妻のセックスの拒絶

妻からセックスを拒絶された経験も「妻だけED」の理由になりえます。プライドを深く傷つけられて、男性としての自信を失ってしまうためです。再び誘うときに「今回も拒絶されたらどうしよう」などの不安がよぎる点もポイントです。ストレスやプレッシャーが大きくなるため、勃起しにくくなってしまいます。とはいえ、気分がのらない妻に無理強いすることはできません。拒絶されたときは、深く考え込まないことが大切です。また妻にも、夫を傷つけないように理由を説明するなどの配慮が求められます。

特殊な性的趣向

夫の特殊な性的嗜好も理由のひとつと考えられます。妻の性的嗜好とずれていると、十分な性的満足を得られないためです。ケースによっては、妻を性的な対象として捉えられなくなる恐れもあります。例えば、夫が希望しているSMプレイを妻が受け入れてくれないなどが考えられます。双方が妥協できるポイントを見つけることが大切です。

妻だけEDを改善するために

「妻だけED」を放置すると、夫婦関係が破綻することもあります。ここからは、この問題の解決方法を紹介します。

夫婦間で情報を共有する

解決の第一歩として取り組みたいのが夫婦間の話し合いです。悩みを打ち明けて理解を深めるだけで問題を解決できることもあります。例えば、妻が問題を受け入れてくれたことで、気持ちが軽くなり勃起しやすくなるなどが考えられるでしょう。また、夫婦間で問題を共有することにより、具体的な解決策を検討しやすくなります。以下で紹介する解決策を導入するためには欠かせない取り組みです。不安を感じるかもしれませんが、タイミングを見計らって悩みを共有しましょう。

夫婦だけでデートをする

妻の位置づけが家族になっている場合は、夫婦だけでデートをするとよいかもしれません。忘れていた恋人気分を思い出せる可能性があります。ポイントは、デート中に家族の会話を控えることです。2人だけの関係に集中することで、恋人気分を思い出しやすくなります。2人の気分が盛り上がったタイミングでセックスをすると、素敵な時間を過ごせるはずです。

妻にイメチェンをしてもらう

性的な興奮を感じにくくなっている場合は、妻のイメチェンも解決策になりえます。男性は視覚情報を重視する傾向があるため、妻のイメージが変わると性的な刺激を感じやすくなるからです。また、さまざまなタイプの女性と関係をもちたいと考えている男性の欲求を満たすことにもつながります。具体的な取り組みとして、ヘアスタイルを変える、メイクを変える、衣装を変えるなどが考えられます。双方が楽しめる方法でイメチェンをすることが大切です。

セックスの環境を変える

セックスの環境を変えることも有効な解決策といえます。普段とは異なる環境でセックスをすることにより、性的な刺激を得やすくなるためです。手軽な方法としてホテルの利用があげられます。夫婦で旅行へ出かけると、よりよい雰囲気をつくりやすくなるでしょう。ホテルの利用などが難しい場合は、寝室以外でセックスをすると非日常を味わいやすくなります。例えば、一緒にお風呂に入って、そのままセックスをするなどが考えられます。自宅でセックスをする場合は、特別な照明を用意するなど、空間づくりにも注意しましょう。

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カウンセリングを受ける

夫婦カウンセリングも効果的な解決策のひとつです。夫婦カウンセリングは、夫婦間で生じる問題にアプローチするカウンセリングといえます。具体的には、セックスレスをはじめとする性の問題や夫婦関係などについて相談できます。専門家のサポートを受けながら、認識の偏りを修正しつつ落ち着いて話し合える点が魅力です。ただし、全てのカウンセラーが夫婦カウンセリングを行えるわけではありません。対応できるカウンセラーを見つけることが大切です。夫婦間で悩みを共有していない場合は、夫のみ、妻のみでカウンセリングを受けることもできます。

夫のEDについて妻の悩み

「妻だけED」は、夫だけの悩みではありません。多くのケースで、妻も何かしらの悩みを抱えています。浜松町第一クリニックが実施した調査で、夫・彼氏のEDにより43.2%の女性が自信をなくしたことがあると回答しています。25.6%の女性が(EDが原因で)不倫や浮気をしようと思ったことがある、14.4%の女性が(EDが原因で)別れたいと思ったことがあると回答している点も見逃せません。[3]同様の調査を日本新薬株式会社も実施しています。この調査では、EDを疑われる夫をもつ妻の32.9%が真剣に離婚を考えたことがあると回答しています。うち、セックスに対する不満を原因としている女性の割合は61.2%です。[4]夫のEDは、妻にとっても深刻な問題であることがわかります。夫婦で話し合って、対策を講じていくことが重要といえるでしょう。

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妻だけEDでお困りの方はあかひげ薬局にご相談ください

ここでは「妻だけED」について解説しました。具体的な原因はさまざまですが、基本的には心理的な要因や精神的な要因で引き起こされる心因性EDに分類されます。セックスのマンネリ化、義務化、妻の出産、体型変化などが原因になりえます。夫婦関係の破綻につながるため十分な注意が必要です。解決の第一歩は、夫婦間のコミュニケーションです。2人の悩みとして対策を検討することが重要です。精力剤などを試してみたい方は、専門薬局として35年以上の歴史がある「あかひげ薬局」にご相談ください。

[1]出典:法務省「令和2年度法務省委託調査研究 協議離婚に関する実態調査結果の概要」
https://www.moj.go.jp/content/001346482.pdf
[2]出典:ユナイテッドクリニック「「妻だけED」に関するアンケート調査を実施 76.8%の男性が結婚してから勃起力の衰えを感じている」
https://united-clinic.jp/ed-pe/ed-only-wife-press/
[3]出典:浜松町第一クリニック「ED 彼氏や夫を持つ女性500人を対象とした調査」
https://www.hama1-cl.jp/internet_research/int_enq_wife.html
[4]出典:日本新薬株式会社「夫婦間コミュニケーションとEDに関する実態・意識調査」
https://www.ed-care-support.jp/trueed/good22_poll.php

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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