あかひげ薬局オンラインショップ

朝立ちが男性の健康に与える影響と回数が減ったときの対処法

朝立ちは、健康のバロメーターといわれることがあります。「最近、回数が減った気がする」と感じている方は、健康状態を見直すほうがよいかもしれません。
この記事では、朝立ちの仕組みと男性の健康に与える影響、回数が減ったときの対処法などを解説しています。変化を実感している方は、確認しておきましょう。

目次

朝立ちのメカニズム

機能面に問題を抱えていない男性は睡眠中に何度か勃起しています。

具体的には、レム睡眠中に勃起しているケースが多いと考えられています。
レム睡眠は、急速眼球運動と骨格筋の活動低下を特徴とする睡眠段階です。夢を見る睡眠段階としても知られています。

主にレム睡眠中に勃起することを夜間勃起現象といいます。この現象が起きたタイミングで目覚めて本人が気づくと朝立ちになります。
現在のところ、睡眠中に勃起するメカニズムは詳しくわかっていません。

ポイントは、生理現象として起こるため性的な刺激や性的な興奮を必要としないことです。セクシーな夢を見ていなくても、ペニスに刺激が加わっていなくても朝立ちは起こります。

朝立ちの理由

朝立ちは、複数の要因により引き起こされていると考えられています。
主な要因として、以下のものがあげられます。

睡眠と朝立ちの関係

朝立ちは夢を見る睡眠段階であるレム睡眠中に起こります。
私たちの睡眠は、脳が活動するレム睡眠(浅い眠り)と脳が休息するノンレム睡眠(深い眠り)に分かれます。レム睡眠とノンレム睡眠の周期は90~120分間です。

睡眠の後半になるとレム睡眠が増加して身体は覚醒の準備へと入ります。したがって、朝立ちに気づくことが多いのです。

以上の周期でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すため、健康な男性は一晩の睡眠で4~5回程度の勃起をしていると考えられます。

気づいていなくても睡眠中に勃起している可能性はあります。目覚めたときに勃っていなからかったといって、すぐに心配する必要はありません。ただし、勃起機能が低下していることも考えられるため注意は必要です。

自律神経による血管のコントロール

勃起には、自律神経もかかわっています。自律神経は、本人の意志とは無関係に内臓などの働きを休むことなくコントロールしている神経です。活動をつかさどる交感神経と休息をつかさどる副交感神経に分かれます。

眠りが深いノンレム睡眠中は、副交感神経が優位になります。眠りが浅いレム睡眠中は、自律神経が不安定になり血圧・心拍数・呼吸なども乱高下し、性的刺激や興奮とは無関係に勃起も起こります。

テストステロンの分泌

勃起と深くかかわっているのが男性ホルモンのテストステロンです。

具体的には、性衝動を起こしたり、性欲を掻き立てたり、神経に作用して勃起させたりする働きがあります。睡眠中は、このホルモンの分泌が活発になります。

したがって、睡眠不足が続くと、勃起しにくくなることも考えられます。テストステロンがしっかりと分泌されていることも朝立ちに欠かせないといえるでしょう。

>>>関連記事
テストステロンとED(勃起不全)の関係とテストステロンの増やし方

摩擦

基本的に、性的刺激とは無関係に起こる朝立ちですが、刺激が誘因になっているとする説もあります。代表的な刺激として、寝具との摩擦や自重による圧迫などがあげられます。

同様に、睡眠中に我慢している尿が神経を刺激して反射的に勃起するとする説もあります。信憑性は確かではありませんが、このような刺激により引き起こされている可能性があることも押さえておきたいポイントです。

朝立ちは何歳までする

朝立ちの時間などは、男性ホルモンの減少とともに短くなると考えられています。
個人差はあるものの男性ホルモンの分泌は20代でピークを迎えます。

また、ペニスの膨張率などは、男性ホルモンの減少だけでなく加齢による陰茎海綿体の変化などを受けて低下すると考えられています。
したがって、50代後半ごろから衰えが目立ち始めます。

では、朝立ちは何歳くらいまでするのでしょうか。

この点を理解するため、3~84歳までの健康な男性189例を対象とした調査を参考にできます。検査は最低でも三晩実施され、原則として環境に慣れた最終日のものをサンプルとして採用しています。
同調査によると、一晩あたり2~14回の夜間勃起現象が認められています。出現頻度が最も高いのは9.3回の10代後半です。以降、緩やかな減少は見られるものの、30代後半から高齢者まで一晩あたり4~5回の夜間勃起現象が認められています。ただし、同じ年齢でも個人差は大きいようです。

この調査では、夜間勃起現象の時間も確かめられています。最も時間が長いのは189.6分の20代後半です。以降の年代では減少を続け、70代の平均は62.2分となっています。20代後半の約3分の1です。[1]

以上の結果から、高齢になっても健康であれば夜間勃起現象は起こるものの時間は短くなることがわかります。回数が減った原因を、年齢のせいだけにすることは難しいかもしれません。

>>>関連記事
20代に多いED(勃起不全)の原因と今すぐ試してみたい対策

朝立ちの健康上のメリット

朝立ちは、男性が健康を維持するため重要な働きを果たしていると考えられています。「しばらくしていない」などと感じている方は、意識的に観察するほうがよいかもしれません。注目したい主な働きは次の通りです。

ペニスのメンテナンス

最も重要な働きはペニスのメンテナンスです。
いつでも勃起できる状態を保っておく作業と言い換えてもよいでしょう。

意識することはありませんが、勃起には陰茎海綿体やさまざまな筋肉が関わっています。しばらく使っていないと、これらの組織は衰えてしまいます。

つまり、性的な刺激を受けていない状態が続くと、肝心なときに使い物にならないことが考えられるのです。

このようなトラブルを避けるため機能しているのが朝立ちです。
酸素を多く含む血液をペニスに送り込むことで、本人がケアしなくても陰茎海綿体や筋肉をいつでも使える状態に保っています。

定期的に起きていれば、数カ月間、禁欲していたとしても一定の男性機能は維持されているでしょう。
男性の健康維持に欠かせない生理現象といえます。

生活リズムの安定

朝立ちは生活リズムのバロメーターにもなりえます。生活リズムが崩れて睡眠の質が低下すると起こりにくくなると考えられるからです。

例えば、レム睡眠とノンレム睡眠の周期が乱れて朝立ちしにくくなる、ホルモンバランスが乱れて朝立ちしにくくなるなどが考えられるでしょう。

反対に考えると、定期的に確認できている状態は、生活リズムが安定していることを意味します。
男性機能に問題がないにも確認できなくなった場合は、夜更かしや一日の生活の流れを見直すとよいかもしれません。

ストレスや疲労のバロメーター

ストレスや疲労のバロメーターとしても活用できます。過度なストレスや無理のし過ぎで、十分な睡眠をとれなくなることがあるからです。

例えば、明日の仕事が心配で寝付けない、仕事が忙しすぎて睡眠時間を確保できないなどが考えられます。
このような生活を続けていると勃起に関する問題が生じやすくなります。回数が減ったなどと感じている方は、毎日の生活を頑張りすぎているかもしれません。

男性更年期障害のチェック

詳しくは後述しますが、朝立ちの有無で男性更年期障害の可能性をチェックすることもできます。

男性更年期障害を発症すると、回数が減ることや消失してしまうことがあるからです。生活リズムを整えても、ストレスや疲労をケアしても、確認できない場合は男性更年期障害に注意が必要かもしれません。
男性更年期障害の特徴は、身体的・精神的・性的なさまざまな症状を引き起こすことです。

>>>関連記事
男性更年期障害で現れやすい症状と自分で取り組める対処法

生活習慣病のチェック

同様に、生活習慣病の可能性をチェックすることもできます。生活習慣病の影響で動脈硬化が進行すると勃起しにくくなるからです。

動脈硬化は、何かしらの原因で動脈が弾力性を失った状態を指します。血管が拡張しにくくなり陰茎海綿体へ十分な血液を送れないため、勃起しにくくなるのです。毛細血管が集まっている陰茎海綿体は動脈硬化の影響を受けやすいとされています。

したがって、勃起力をチェックすると、動脈硬化の進行を早期に把握できる可能性があります。動脈硬化を悪化させる生活習慣病として、糖尿病・脂質異常症・高血圧などがあげられます。勃たなくなったときは、動脈硬化をはじめとするこれらの生活習慣病にも注意が必要です。

朝立ちの消失のサイン

以前と比べて衰えが目立つ場合は、更年期障害とED(勃起不全・勃起障害)のサインかもしれません。それぞれの概要は次の通りです。

更年期障害

中高年以降、男性ホルモンの低下によりさまざまな症状が引き起こされている状態を男性更年期障害といいます。男性ホルモンが低下する主な理由は加齢ですが、過度なストレスに長時間さらされることも原因と考えられています。

ストレスも男性ホルモンの分泌に影響を与えるからです。男性更年期障害では、筋力の低下、倦怠感、疲労感、ほてり、発汗などの身体的な症状、イライラ、不安感、抑うつ気分、睡眠障害、記憶力の低下などの精神的な症状、性欲の減退、朝立ちの減少、勃起障害などの性的な症状が現れます。

つまり、男性更年期障害の症状のひとつとして、問題が生じている可能性があるのです。病気ではないのに、体がだるい、集中できない、勃起力が低下しているなどに当てはまる方は、男性更年期障害に注意が必要です。

ED(勃起不全・勃起障害)

性行為を行うため求められる勃起を得られない、維持できない状態をED(勃起不全・勃起障害)といいます。EDの原因は、器質性・心因性・混合型などに分類されます。

器質性は動脈硬化をはじめとする身体の問題、心因性はストレスをはじめとする精神的・心理的な問題、混合型は身体の問題と精神的・心理的な問題で引き起こされるEDです。勃起に関わる血管や神経に問題があると朝立ちしにくくなります。

精神的・心理的問題からは影響を受けません。つまり、心因性の場合は、問題なく勃起します。したがって、朝立ちの消失が器質性EDのサインということも考えられます。しばらく、性的な刺激を受けて勃起していない方は気を付けましょう。

>>>関連記事
ED(勃起不全)の原因とそこから考えられる対処法

朝立ちの回数が減ったときの対処法

以前よりも回数が減ったなどと感じているときは、次の対処法を試してみるとよいかもしれません。

生活習慣の見直し

セルフケアで対処したい場合は、生活習慣の見直しをおすすめします。ここまで説明してきた通り、睡眠の質が低下すると朝立ちしにくくなる恐れがあります。

レム睡眠とノンレム睡眠の周期が乱れるうえ、男性ホルモンの分泌にも影響を与えてしまうためです。まずは、睡眠時間や睡眠環境を見直してみるとよいでしょう。

同様に、ストレスや疲労のケアも欠かせません。仕事が忙しくても休養の時間を作る、ストレッサーから完全に離れられる時間を作るなどが有効です。

例えば、気晴らしにウォーキングやジョギングなどに取り組むなどが考えられます。ストレスの解消と血行の促進を期待できるためよい影響を与えられる可能性があります。朝立ちしにくくなった方は、できることから生活習慣の見直しを始めましょう。

朝立ちのお悩みはあかひげ薬局にご相談ください

この記事では、朝立ちのメカニズムと重要性などについて解説しました。
男性の健康とかかわっているため、以前と比べて回数が減っている場合は注意が必要といえるでしょう。

ただし、本人が気づいていない可能性もあるため、朝立ちの有無だけで健康状態を評価することはできません。気になる方は、生活習慣を見直すとともに精力剤を試してみてはいかがでしょうか。精力剤のご相談は、35年以上の実績と300万人超の販売実績がある「あかひげ薬局」にお任せください。

[1]出典:「健康男子における夜間睡眠時勃起現象の検討」札幌医科大学医学部泌尿器科学教室(主任:熊本悦明教授)堀田浩貴 熊本悦明
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnjurol1989/85/10/85_10_1502/_pdf/-char/ja

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

お近くの店舗を探す
あかひげ薬局オンラインショップ 健康食品
あかひげ薬局オンラインショップ 医薬品専用

関連記事

このページの先頭へ戻る