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朝立ちするのはいつまで?年齢との関係と減ったときに注意したいこと

「朝立ちはいつまでするもの?」「最近していないけど大丈夫?」などの疑問を抱いていませんか。自身の状態を心配している方もいるでしょう。結論から述べると、朝立ちの有無だけで男性機能の問題を把握することはできません。しかし、現在の状態を知るきっかけにはなりえます。ここでは、朝立ちのメカニズムと目的、朝立ちと年齢の関係、朝立ちが減ったときに気をつけたいことなどを解説しています。何かしらの変化を感じている方は、参考にしてください。

目次

朝立ちのメカニズムとは?

寝ているときに、性的刺激とは関係なく、勃起することを夜間勃起(または夜立ち)といいます。朝立ちは、目覚めるタイミングで起きている夜間勃起です。1回の睡眠中に起こる最後の夜間勃起といえるでしょう。

一般的に、朝立ちはレム睡眠中に起こると考えられています。睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠に分かれます。それぞれの概要は次のとおりです。

種類 概要
ノンレム睡眠 脳が休息している睡眠。
レム睡眠 脳が活動している睡眠。夢をよく見る。

ノンレム睡眠とレム睡眠の周期は90分程度です。つまり、1回の睡眠で3~5回程度、夜間勃起している可能性があります。レム睡眠の時間は、朝に近づくにつれ長くなります。したがって、朝立ちに気づきやすいのです。

朝立ちの理由

朝立ちの理由は、男性機能のメンテナンスと考えられています。この点については、後ほど詳しく解説します。ここでは、睡眠、男性ホルモンとの関係を詳しく見ていきましょう。

睡眠との関係

前述のとおり、朝立ちはレム睡眠と連動して起こると考えられています。このタイミングで目覚めなければ夜立ち、このタイミングで目覚めて勃起に気づけば朝立ちになります。つまり、夜立ちは朝立ちとして必ず認識されるわけではありません。起床のタイミングによっては、勃起していたことに全く気づかないこともあります。毎朝、確認できないからといって、過度に心配する必要はないでしょう。また、朝立ちは性的刺激と無関係に起こります。勃起に性的な夢などを必要としません(性的な夢と重なって射精(夢精)することはあります)。睡眠時に自動的に起きる生理現象といえます。

テストステロンの分泌

男性ホルモン(テストステロン)の分泌量は加齢とともに低下します。この影響で、睡眠の質も低下する恐れがあります。具体的には、中途覚醒、早朝覚醒などの睡眠障害が起こりやすくなります。年齢を重ねてから、スッキリ眠れないなどと感じる男性は少なくありません。前述のとおり、朝立ちは睡眠と深く関わっています。したがって、睡眠の質が低下すると、問題が生じやすくなります。

反対の視点から考えると、頻度が減っている場合は、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が低下している恐れがあるといえるでしょう。男性更年期障害を招く恐れがあるため注意が必要です。男性更年期障害は、男性ホルモンの低下によって引き起こされるさまざまな症状を指します。具体的には、性欲の減退、勃起障害、倦怠感、筋力低下、イライラ、集中力の低下などの症状が引き起こされます。

朝立ちするのは何歳まで?

年齢を重ねてから、10代20代の頃より朝立ちの頻度が減ったと感じている男性は多いでしょう。朝立ちはいつまでするのでしょうか。株式会社アルファメイル「ナイトプロテイン事業部」が500名の男性を対象に実施した調査によると、年齢別朝立ちの強さは以下のとおりです。

年齢 かなり硬くなる 完全ではないが硬い 半立ち程度 朝立ちが無い
60代以上 18% 45% 18% 18%
50代後半 22% 37% 26% 15%
50代前半 11% 53% 29% 7%
40代後半 22% 38% 33% 7%
40代前半 21% 51% 26% 2%
30代後半 18% 65% 17% 0%
30代前半 27% 51% 16% 7%
20代後半 30% 55% 5% 10%
20代前半未満 33% 52% 11% 4%

若い年代は「かなり硬くなる」「完全ではないが硬い」の割合が高いといえます。反対に、50代後半以降は「朝立ちが無い」の割合が高くなります。同調査によると、年代別朝立ち発生頻度は以下のとおりです。

年代 頻度
60代以降 めったにない(27.3%)
50代 2~3日に1度(31.9%)
40代 週に1~2回(25.6%)
30代 2~3日に1度(33.7%)
20代 ほぼ毎日(32.8%)

具体的な分布が示されていないため評価は難しいですが、加齢とともに頻度は低下していると考えられます。以上の調査をもとに考えると、加齢とともに質や頻度は低下するといえるかもしれません。

出典:株式会社アルファメイル「朝立ちの年齢別の平均頻度は?しないのはEDの予兆かも(500名調査)」
https://plus.nightprotein.jp/articles/327

朝立ちの健康上の意味

朝立ちは、男性の健康維持と深く関わっています。ここからは、健康上の意味について解説します。

メンテナンスをしている

前述のとおり、朝立ちの目的は、男性機能のメンテナンスと考えられています。長期間にわたり勃起しない生活を送っていると、関連する筋肉などが衰えてEDのリスクが高まります。性的な刺激をしばらく受けていなくても、適切なタイミングで十分なパフォーマンスを発揮できるように、自動でメンテナンスを行う仕組みが身体に備わっているのです。この仕組みは、過度な運動不足をイメージするとわかりやすいでしょう。たとえば、病気で長期間にわたり寝込んでいると、急にはこれまで通り身体を動かせません。元の状態に戻すメンテナンス(リハビリ)が必要です。朝立ちは、この役割を果たしていると考えられます。

生活リズムを見直すきっかけになる

朝立ちの頻度は、生活リズムを見直すきっかけになります。生活リズムが乱れると、頻度が低くなることがあるためです。たとえば、夜更かしが続いて頻度が低くなるなどが考えられるでしょう。以前より頻度が低くなったと感じている方は、生活リズムを見直すとよいかもしれません。生活リズムが整うと、元の状態に戻ることも考えられます。

ストレスや疲労のバロメーターになる

ストレスや疲労のバロメーターとしても活用できます。精神的なストレスや肉体的な疲労が溜まると、朝立ちしにくくなることがあるためです。たとえば、仕事が忙しすぎて心身ともに疲れ切っているなどの場合は頻度も低くなってしまうでしょう。以前と比べて、元気がないと感じている方は、意識的に休息をとるとよいかもしれません。心身ともに回復すれば、元の状態に戻る可能性があります。

生活習慣病のチェックができる

意外に思うかもしれませんが、生活習慣病のチェックにも活用できます。動脈硬化の初期症状で勃起しにくくなっている恐れがあるためです。動脈硬化が進行すると、血管が拡張しにくくなるため、ペニスへ十分な血液を送れません。ペニスの血管は非常に細いため、症状が現れやすいと考えられています。動脈硬化の危険因子として、糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、メタボリックシンドロームなどがあげられます。変化を自覚している場合は、これらの病気にも十分な注意が必要です。

朝立ちしなくなった場合に疑われること

毎朝、朝立ちを確認できないからといって、直ちに病気が疑われるわけではありません。とはいえ、注意したいポイントはあります。念のため、以下の点に気を付けましょう。

男性更年期障害

男性更年期障害は、男性ホルモンの減少により引き起こされるさまざまな症状です。朝立ちの減少も現れやすい症状のひとつとしてあげられます。男性ホルモンが、勃起や睡眠などに関わっているためです。男性ホルモンが減少する主な原因は、加齢の影響と過度なストレスです。たとえば、定年退職の変化に適応できず男性ホルモンが急激に低下するなどが考えられます。男性更年期障害は、勃起障害、疲労感、不安など、性的・身体的・精神的な症状を引き起こします。基本の対策は、生活習慣の改善とストレスの解消です。些細な変化を見逃さないようにしましょう。

ED

朝立ちが減ったと思っていたら、実はEDだったということもあります。日常生活で性的な行為を行っていない男性はEDに気づきにくいため注意が必要です。EDは、器質性ED、心因性EDなどに分類されます。朝立ちに関係するのは、身体の問題で引き起こされる器質性EDです。ストレスなどで引き起こされる心因性EDは、朝立ちに関係しません。つまり、セックスだと勃起しない場合でも朝立ちは起こります。したがって、起床時に加え、セックス時も勃起しない場合は、器質性EDが疑われます。ただし、これをもって器質性EDと診断できるわけではありません。この点には十分な注意が必要です。

朝立ちが減った際の対処法

基本の対策としてあげられるのが生活習慣の改善です。規則正しい生活を心がけると、現状を改善できる可能性があります。具体的な取り組みとして、以下の点があげられます。

【取り組み】

  • 起床時間を統一する
  • 1日3回、栄養バランスを考えた食事を摂る
  • 喫煙と飲酒を控える

心身の疲労を取り除くことも大切です。趣味の時間をつくってストレスを解消する、十分な睡眠時間を確保するなどが考えられます。以上に加え、取り組みたいのが運動です。血流を改善できるため勃起によい影響があると考えられます。具体的には、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、下半身の筋力トレーニングがおすすめです。下半身の筋力トレーニングとしてスクワットがあげられます。ポイントは、継続して運動習慣を身に着けることです。

朝立ちが減少した場合は健康状態の見直しを

ここでは、朝立ちについて解説しました。簡単に説明すると、レム睡眠時に引き起こされる生理現象です。男性機能のメンテナンスを主な目的とします。加齢とともに、質と頻度は低下する傾向があります。毎朝、必ず確認できるわけではありませんが、変化を感じている方は注意が必要です。男性更年期障害やEDが疑われます。気になる点がある方は、生活習慣の見直しや運動に取り組むとよいでしょう。衰えを実感している方は、精力剤を試してみるとよいかもしれません。専門薬局として35年以上の歴史がある「あかひげ薬局」にご相談ください。

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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