早漏対策に用いられているスクイーズ法の概要とメリット・デメリット

スクイーズ法は、早漏の改善に用いられているトレーニング方法です。リラックスした状態で性行為を楽しむことに焦点を当てた心理療法「感覚焦点法」に位置付けられます。

ちなみに、ここでいう早漏は挿入するとすぐに射精してしまう、または挿入する前に射精してしまうため、本人やパートナーが悩んでいる状態を指します。

スクイーズ法のポイントは、パートナーの協力を得ながら取り組むことです。具体的には、射精しそうになったら行為を中断して、興奮が落ち着いてから行為を再開します。

以上を繰り返すことにより、射精しそうになる感覚を身に付けて射精をコントロールすることが主な目的です。スクイーズ法はどのように行えばよいのでしょうか。

前述の通り、基本的にはパートナーの協力を得ながら取り組みます。トレーニングの流れは次の通りです。

【トレーニングの流れ】

1. 1.ペニスを勃起させる
2. 2.パートナーの手でペニスをしごく
3. 3.射精しそうになったら手を止めてペニスを圧迫する
4. 4.深呼吸をして高ぶりを抑える
5. 5.2～3を繰り返す

ペニスをしごくポイントは亀頭を刺激することです。亀頭を刺激に慣れさせることも早漏の対策になります。

また、じっくりと時間をかけて行うことも重要です。10～15分程度を目安に射精を我慢できる状態を目指しましょう。

射精しそうになった場合は、親指を尿道側、人差し指と中指を亀頭のお腹側にあてて圧迫します。この状態で深呼吸をして高ぶりを抑えます。

ただし、強く圧迫しすぎると精子が逆流してしまうことがあるため注意が必要です。

射精をコントロールできるようになったら次の段階へ移行します。変更点は実際に挿入することです。いわゆる騎乗位で挿入して、そのまま動かず射精を我慢します。
射精しそうになったときは、ペニスを抜いて前段階と同じように射精を我慢します。以上の流れを繰り返す点も同じです。

挿入してもすぐに射精しなくなったら、腰を動かす段階へトレーニングを進めます。

最初は男性が腰を動かすだけです。これでも射精を我慢できるようになったら、女性も腰を動かします。

射精しそうになった場合の対応はこれまでと同じです。以上を繰り返すことにより、通常の性行為でも射精を我慢できる状態を目指します。

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スクイーズ法には、メリットとデメリットがあります。これらを押さえておかないと、トレーニングを始めてから期待した結果を得られないと感じることがあります。

スクイーズ法に取り組む前に、メリットとデメリットを押さえておきましょう。

最も大きなメリットは、薬剤の服用を必要としないことです。頻用薬や常用薬の影響を気にせず早漏の改善を目指せます。

同様の理由で、現在の健康状態を問題としにくい点も魅力といえるでしょう。また、薬剤を用いないため、結果が出ればタイミングを問わず射精をコントロールできる点も見逃せません。

例えば、不意に性行為に至った場合でも、射精を我慢できる可能性があります。以上に加え、将来にわたり同じ状態を維持しやすい点も魅力です。

最も大きなデメリットは実践が難しいことです。パートナーの協力を必要とするうえ、一定の効果を期待するにはある程度の知識・技能も必要になります。

1人で行えない点も注意したいポイントです。手でしごく段階までであれば一人でも行えますが、実践段階に入ると一人では行えません。以上のほかでは、協力してくれるパートナーに大きな負荷がかかる点にも気を付けましょう。

愛情表現をしっかりする、前戯や後戯で満足させるなどの配慮が必要になります。これらを怠ると、トレーニングに協力してもらえない恐れがあります。また、トレーニング方法を見てわかる通り、すぐに効果が出るものではありません。即効性を期待できない点も、注意したいポイントとしてあげられます。

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早漏改善などの目的で取り組まれているスクイーズ法について解説しました。すぐに結果がでにくい点に注意が必要です。
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