早漏は、あかひげ薬局に相談にいらっしゃるお客様の中でも勃起に次いで多い相談内容の1つです。
早漏とは、ご存知のように短時間で射精してしまうことですが、どれくらいの時間を指すのか、これがハッキリした基準がないのが特質です。例えば、治療が必要な対象として2分以内とする説もあれば、60秒以内とする説もあります。
ここでは早漏を射精に到る時間に関係なく、原因別に大きく分けて2種類に分類します。
(1).長期間の禁欲生活や性的経験不足や不安のための緊張で、射精反射の感受性が高くなった状態。
(2).勃起が不十分なため、亀頭部の感受性が高まり、短時間で射精してしまう状態。
※通常、勃起がビンビンの状態(亀頭が張った状態)ですと亀頭部の感受性は鈍くなるのですが、
半勃ち等、勃起が不十分だと亀頭部は敏感になります。
(1).のケースのような心因性や経験不足(特に若年者に多い)が原因の場合は、男性用ぬり薬を使用することにより、一時的に感度を鈍くすることで射精までの時間を延長できます。
これら男性用ぬり薬の一部には早漏防止のために麻痺剤(感覚を鈍らすため)が配合されています。
また、全ての男性用ぬり薬には男性ホルモンが含まれているため、継続的に塗ることで、本来の効果としての性欲や勃起力を高めることができます。
(2).のケースは、特に中高年で多くみられます。この場合は強精剤や強壮剤、勃起薬を使用してより完全な勃起力をつけることにより、接触にたいする亀頭の耐力を強くすることで、射精までの時間を延長することができます。
遅漏の原因も様々ですが、ここではあかひげ薬局に相談にいらっしゃる中で特に多いケースを紹介します。
遅漏の大部分は、マスターベーションでは射精できるがパートナーの膣内での射精ができないもの、膣内射精に時間がかかるものなどがほとんどであり、これらの原因のほとんどが誤ったマスターベーションによるものです。例えば普段のマスターベーション時にペニスを強く握って上下に動かして射精することに慣れると、膣の締め付け程度ではなかなか射精できなくなります。(射精反射が鈍くなる)
このような症状に関しては、もちろんマスターベーションの方法を変えていただくのは当然のことながら、射精反射を高める薬を用いることも、ひとつの方法です。